儚い絆
じゅう
柊弥さんは、
どんなに疲れていても
二人をお風呂にいれてくれて
私が、柊愛と一緒にお風呂に入ると
柊愛を着替えさせてくれる。
「柊弥さん、疲れているのに
毎日ごめんなさい。」
と、言うと
「俺が好きでやってるんだ。
子供達は、俺の癒しなんだから
叶愛が気にする必要ない。
ゆっくり、お風呂に入っておいで。」
と、言ってくれる。
こんなに子供が
好きだったなんて、知らなかった。
柊吾の事も早く話すべきだったの
だろうか、と考えながら
髪の毛を乾かしていると
柊弥さんが来て
ドライヤーを取り上げて
私の髪を乾かし始めた。
「疲れているでしょ
自分でやりますよ。」
「いいんだ。俺がやりたいの
俺の最愛の妻に
早く触りたいだけだ。」
と、言うから
「・・なっ‥‥‥‥」
照れながら、もぅ~と思っているが
柊弥さんのタッチが優しくて
うとうとしそうになりながら...
「柊弥さん、ありがとう。」
「いいえ。」
柊弥さんからドライヤーを受け取り
片付けてから柊吾と愛桜の様子を見て
柊愛を確認してドアを開けたまま
寝室に戻ると
ベッドに座って柊弥さんは
本を読んでいた。
その姿に また
見とれてしまい
立ち止まり見ていると