儚い絆
叶愛に二度と誤解されたくないのに....
やっと、家に帰れる‥‥‥
空港に到着して
早く、叶愛や子供達に会いたいと
足早に進んでいると
どーん!と、背中に・・
何事が行ったのか
わかるまでに、少し時間がかかったが
自分の体から引き離すと
ニューヨーク支社の支社長の娘
アマンダ・・だ。
どうして?と訊ねると
俺に気づかれないように着いてきた
と、答える。
まったく・・どうしたものかと
考えながら、回りを見回すと
おれが愛してやまない・・妻・・
叶愛の顔が見えた
と、思った一瞬
叶愛と俺の間に立ちはだかる人影
えっ、柊吾?、愛桜?
二人は、悲しそうな、辛そうな顔をして
俺を見ていた。
いやっ違う、誤解だ!!!
家族の近くに行き、訳を・・・と
だが、アマンダに腕をとられ
あっと、思うが
家族は、空港の出口へ向かっていく
ああ~、待って、行かないで..と
願うが・・・どんどん、姿が見えなくなる
イライラしてアマンダを見る
アマンダは、ニコニコしながら
『トウヤ、すっし、たべたい』
『あのな、俺は家族の元に帰りたいの
ひと月ぶりなんだから』
『ええっ、トウヤ
かぞく、いるの?』
『いるさ、妻と子供が3にん』
『しらなかった、ごめんなさい。』
と、話していると
支社長の奥さんであるリサさんが
慌ててやってきて
アマンダを抱き締めた。
それから、柊弥に詫びた。
その時、支社長からも電話がきて
謝ってくれた。
夫婦で俺が日本に戻る会話をしていたのを
アマンダは、聞いていて
日本に一度行って見たかったアマンダは
両親に置き手紙をして
俺にも気づかれないように
同じ飛行機に乗り込んだようだ。
着いてしまえば、
俺が追い返さないと思ったと。
まあ、飛行機のチケットをカードで
購入したから、両親にわかったようだ。
アマンダは、まだ高校生だから。
せっかく日本にきたからと
アマンダとリサは日本を堪能して帰るとかで
俺が途中まで送り、自宅へ急いだ。