儚い絆

その夜は、柊弥さんが安心するまで
抱き潰された。
明け方、目を覚ますと
私は、柊弥さんの腕の中だった。

どんなに愛していても
絆は、儚い・・・
わずかな誤解や小さな亀裂からも
脆く崩れる。

だから、信じる気持ちを忘れずに
きちんと気持ちを言葉にして
伝えていく。

言わなくてもわかる
なんて、考えない。

だって、私の大好きな家族
そして、愛してやまない夫だから。
素直な気持ちを伝えていきたい。

今も愛を込めて・・
「柊弥さん、愛してる」
と、彼の胸に頭をつけると
「俺もだ。叶愛、愛している」
と、言いながらキスをされ・・

ああ〰️、好きだな柊弥さんのキスと
思っていると
腰を撫であげられ
胸をヤワヤワと揉みあげられ
「アアン‥とうやっ‥あさっ‥‥だよっ‥‥」
「だからっ」
と、言いながら、柊弥の分身は
私の中に・・・
「あっ‥‥アアン‥‥ウッ‥‥」
「くっ‥きもちっ‥‥いいっ‥‥」
と、柊弥は律動を来り返し
二人で、共に果てた。

まったく、いつまでたっても
愛する夫には敵わない。

私は、幸せを噛み締めながら
意識を手放した。

そんな叶愛を抱き締めながら
柊弥は、二度と叶愛を手離すことはない。
と、改めて心に刻んだ。


           END
< 44 / 45 >

この作品をシェア

pagetop