殿堂入りの君は、俺のもの
だって君は殿堂入り
俺は鼻歌を歌いながら窓を拭いていた。放課後の、掃除の時間。当番だった俺は、真面目に掃除を行っていた。
以前の俺だったら、いかにしてみんなに恨まれずに、バレないようにサボるかということを考えていたが、最近やっと気づいた。真面目に掃除して終わらせるのが、一番早く帰れるということに。
そして今日は水曜日。そう、図書室で美沙とラブラブな時間を過ごせる日だ。いや、別に付き合ってるから、この時間が無くても二人っきりになれるんだけどさ。やっぱり嬉しいじゃん、どんな時でも二人になれるのって。
さあ、早く掃除を終わらせて図書室に行かねば! すぐ行くよハニー!(ハニーって言うとやたら気持ち悪がる美沙だけど)
そして、もうすぐ掃除が終わる……その時だった。
「いやー。ありえないでしょ。あれはさ」
「やっぱり? ちょっと女としてはなー……」
「だよな。一組の佐藤が学年一のブス」
――俺が掃除している窓の側で。
以前の俺だったら、いかにしてみんなに恨まれずに、バレないようにサボるかということを考えていたが、最近やっと気づいた。真面目に掃除して終わらせるのが、一番早く帰れるということに。
そして今日は水曜日。そう、図書室で美沙とラブラブな時間を過ごせる日だ。いや、別に付き合ってるから、この時間が無くても二人っきりになれるんだけどさ。やっぱり嬉しいじゃん、どんな時でも二人になれるのって。
さあ、早く掃除を終わらせて図書室に行かねば! すぐ行くよハニー!(ハニーって言うとやたら気持ち悪がる美沙だけど)
そして、もうすぐ掃除が終わる……その時だった。
「いやー。ありえないでしょ。あれはさ」
「やっぱり? ちょっと女としてはなー……」
「だよな。一組の佐藤が学年一のブス」
――俺が掃除している窓の側で。