異世界トランスファ
私は子供の様に泣きじゃくった。


もう駄目だ。殺される。食べられる。死ぬ。きっと超絶痛い。

絶望を感じ、足から崩れ落ちた。


夢なのになんで覚めないの!?早くしてよおおお!!神様あああ!!


まるで赤ん坊の様にギャン泣きの私を見て、目の前の鳥が奥の鳥に助けを求めたようだった。



___以下鳥語。



「おいセンリ。頼むわ。この女、何言ってるかわかんねぇ。半分」


「半分?それは興味あるな。試してみるか」


それを聞き、センリと呼ばれた鳥は目を煌めかせて近づいてきた。


___鳥語終了。




センリは自分のポケットからハンカチを取り出し、私の涙を拭いた。


「・・え?」


あまりの優しさに驚きで私の涙は止まった。
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