異世界トランスファ
「でも、センリの学校って・・どこにあるの?」


「隣街」


「あ・・」


無理そう。

隣町っていっても遠いし。


「俺が連れて行ってやる」


「え?でも・・」


不安がよぎる。


「ギンよりはお前を乗せるのうまいぜ」


「・・・」


いつでも対抗意識してる。

こればかりは面白いな。


「危なくない?」


「危ないわけねぇだろ。俺がいるんだから」


その言葉に私は決意した。


「ん。じゃあ支度するから待ってて」


「わかった」


このモヤモヤする気持ちはなんなのか。

はっきりしたい。

例え私がセンリを好きになったとしても、いつでも諦められるように。
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