異世界トランスファ
「メシは?食べた?」


「ああ、食べてきた。リッカ、部屋を案内するからついてきて」


「ええ」


そう言ってすぐにセンリはリッカさんを連れて部屋へと入っていった。


バシッ!


「いってっ!!」


隙を見て私はギンの足を蹴った。


「何すんだよ」


「ギンの馬鹿。嫌い」


「はあぁ?」



私は不貞腐れながら自分の部屋に逃げ込んだ。


駄目だ私。


完全にセンリの事好きじゃん。

このモヤモヤ感はヤバ過ぎる。

誰にでも牙をむきそうだ。


「もぉ・・なんなの一体」



なんの試練ですか神様。

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