異世界トランスファ
「ここは旧日本。現在は日輪(ひのわ)という国だよ。西暦でいうと2518年」


「ご・・・500年先の未来・・・ですか・・」


開いた口が塞がらない。

相当可愛くない顔をさらけ出している私。



「そう」


「な、なんで・・」


「なんでと言われても・・・今は2518年だし。俺たちからするとお前もなんで?って感じだよ」



私はセンリに食らいつくように聞いた。


「でも待って!変!だって、あなた達鳥の姿してたよね!?
日本とか未来とかじゃなくてさ、なんで鳥が人間!?人間が鳥に?理解不能なんですけどっ」


私はヒステリーさんになってしまった。

だって理解出来ない。私が想像していた未来は、車が空を飛んでたり、道路は全部自動で動いてたり、
ていうかタ〇コプターで空を飛ぶとか、そういうイメージなのに。


見渡せば山と森という大自然。巨木にでっかい巣まであって退化ともとれる。


それに人間が他の動物になるなんて。

一番そこが信じられない。

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