異世界トランスファ
「王がお見えです。皆表を上げなさい」


私は恐る恐る頭を上げた。


ナ・・ナギ!?


私は目を疑った。正装をしてキリっと立っているナギを発見したから。


実はナギが王様だった的なオチなのこれ!?


私は食い入るように見入ってしまった。


この部屋にいる女性は大体50人くらいだろう。私は一番最後尾にひれ伏していた。



「この中に、ヒオリ・・という女はいるか」


ドキン!!!


「え!?」


私は名前を呼ばれ返事をしてしまった。

声で王がナギじゃないことが分かったのに。

しかし気が付いた時には手遅れだった。



「ほう・・お前か」



これ、完全死亡フラグってヤツ?

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