異世界トランスファ
「いいよ。俺の命はくれてやる、でもそいつは関係ない。解放してくれ」


ナギ!?


「それは出来ないな。これは貴重な『女』だ」


と王は私を見下す。


「国の為に生きてもらう」


「どうしてもか!?」


「ああ、それに俺のモノにしてやると言ってるんだ。条件としては優しいと思うがな」



はあ!?何言っちゃってんだこのクレイジー野郎が!!!

本当に何様よ!?



「ヒオリが、苦しまない生活を送れるなら・・それでもいい」


「ああ、約束する」


「・・・・」


ナギ?

何を勝手に決めてるの?

何をそんなに思い詰めているの?


「ナギ・・ナギらしくないよ」


「ヒオリ・・」


「ねえ、こんなのおかしいよ!人としておかしい!」



私は思いのたけをぶちまけた。
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