異世界トランスファ
次の日の朝を迎え、一睡も出来なかった私は部屋から空を眺めていた。


夢じゃなかったし、喉もまだ痛い。お腹も減ったし。

空はあんなに晴れて、とても綺麗で私の時代と同じ様なのに。


「はぁ・・」


深いため息をつく。ふと目をテーブルにやると本が一冊置いてあった。


センリのメモ付き。


『馬鹿でもわかる簡単歴史』


馬鹿でもわかるって・・失礼極まりない本なんだけど。著者誰よ・・。

あ、センリって書いてある。

あの人も優しそうで、そうでもないかも。


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