異世界トランスファ
その日も夕食に薬湯を飲んで心が落ち着いている。



イイ感じだ。


だけど、あれ?


何を心痛めていたんだろう?


「?」


思い出せない。


だって、今とても気分が良くて。


勝手に笑顔になってるかも。


「ヒオリ様?センリ様がお見えです」


「え・・センリが?」


センリの名前を聞いても私は平常心だった。



あんなに嫌いだったのに何故?

なんの感情も出てこないなんて。

普通なら吐き気をもよおすくらいの感情が出てもおかしくないのに。
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