異世界トランスファ
なんだかよくわからないけど。


何を忘れているのかすら忘れているので。


逆にそれはどうでも良くなってきた。


だって、気分がいいから。


でも・・・


あれ?


心の奥底で少しだけモヤっとする。


「そうだ、時間もあるしこの本をあげるよ。暇つぶしにするといい」


「あ、ありがとう・・」


センリは私に本を渡すとそのまま部屋から出て行った。

私は本を見つめながら、ずっと頭の中ではてなを浮かべていた。


「変な私・・」
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