異世界トランスファ
その日の食卓は賑やかだった。


簡単に皆打ち解けた。

わいわいと楽しそう。

私を除いて。


ギンもナギも、仲良くなった女のコと会話を弾ませているし、ツカサさんとツムギさんも話が弾んでいるみたい。



私は孤立した。



な、なにこれ。

そう感じているのは私だけだよね?

だたの勘違いだよね?



誰の会話にも入っていけない。

皆テンション高めで楽しそう。



飲み会あるあるパターンじゃねーか。

人数足りなくて孤立しちゃう痛いヤツ。



もぐもぐもぐ。

私は静かにお肉を食べる。

無言で。



「ヒオリ?どうした?具合でも悪いの?」


と気にかけてくれたのはツカサさんだった。


「え?いえ?なにも?」


と誤魔化す私。

ダサー。なんか空しい。

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