異世界トランスファ
病院に着くと担当医と看護師から説明があった。


「カサネさん、意識を取り戻しました」


「本当ですか!良かった・・」


とギンは嬉しそうに目を輝かせた。


「ええ、ですが・・今後の経過次第にはなりますが、足が大分良くなくて」


「え・・・」


「歩けなくなる可能性が高いです」


ギンとナギは愕然として先生の話を受けた。


「会われていきますか?」


「・・ええ、もちろんです」


「今はまだ寝たきりですので、なるべく短時間で済ませてくださいね」


「はい」


3人で先生の後ろをついていく。


皆それぞれ思い詰めた表情で。


きっと何を話そうかとか、考えていたんだと思う。
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