異世界トランスファ
「ちょ、ちょっと・・・ごめんなさいっ」


私は顔を伏せて自分を制御した。


「どうした?」


と下から覗き込んでくる。

今ツボにハマっているんです。

あなたの声が耳に言葉が残って全身がかゆいんです。



「ヒオリ?」


「ひゃあぁっ」


変な声出しちゃったよ。

意識しすぎか。

自分に突っ込む。


声がいけない。

王の声が。



「な、なんでもありません!!!ちょっと静かにして欲しいです」



相手は王様だってのに偉そうに言ってしまった。

早く帰ってきてギン、ナギ、シズクちゃん~~~~~っ


と悶えた。

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