異世界トランスファ
30分後くらいにギン達が部屋に戻ってきて、へなってる私を見て心配してた。


「おい、お前・・」
「え？何もないよマジで！ほんと！」


と食い気味で返した。


何かあったな。と確信されたけど。

その後は突っ込まれはしなかった。


とんでもなく嫌そうな顔してたから一応気を使ってくれたみたい。

ギンとナギが不機嫌になるのは当然なんだけど、シズクちゃんは首を傾げてた。


「あの野郎・・マジ許せねえ」


「そうだな。部屋に鍵かけといて入れないようにしておこうぜ」


いや、あの方一応あなた達の雇い主様ですよね？


「あ、そうだ夜にツカサ達呼ぶんだろ？街に出ようぜ」


「え！？うん、行く行く！！」


気を取り直して行くしかないこれは！

私は元気よく言った。


「シズクちゃん、ツカサさん達を呼んでくるからトキワ様に言っておいてもらってもいいかな？」


「あ、はい。わかりました」


3人は思った。

『トキワ様』に戻っている。

やっぱなんかあったんだ。

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