異世界トランスファ
「シズク、ギンとナギが隊の会議に出ているはずだ。3階にいる。すぐ呼んで来い」


「は、はい!」


シズクちゃんは慌てて部屋を出て行った。


「他の者は廊下で待機せよ」


「かしこまりました」


兵士と小姓も慌てて出て行った。

そしてこの部屋には私と王とセンリの3人になった。


センリは王の前に跪く。


「これは一体・・俺には何が起きているのか・・」


「それは私も同じ事だ。理解に苦しむ」


「トキワ様・・?」


動揺した瞳でセンリは王を見つめた。

また王もセンリをジッと見透かそうとしている。

私も。
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