異世界トランスファ
ほどなくしてギンとナギが部屋へと入ってきた。

そして光景を見て絶句していた。


「そ、そんな馬鹿な・・」


「嘘だろ・・」


「ギン、ナギ?何故この城に!?」


ギンとナギを見てセンリは驚いていた。

どういう事?

センリは私の事だけを忘れてしまったと?



「落ち着け、と言いたいが私も今回の件は理解できない。ギン、ナギお前達はセンリの亡骸を直接見たのだろう?」


「もちろんです。息を引き取ったところも・・棺に入れたのも俺達で」


「何?なんだそれは・・」



センリも思わず口を開く。

ナギは湧き上がる怒りに拳をブルブルと震わせている。


「お前、誰なんだよ!なんでセンリの顔してんだ!ふざけんな!!」


「ナギ?何言ってる!?今も一緒に暮らしているだろう」


「はあ?」



混乱が混乱を招く。

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