異世界トランスファ
すや~~~~。
と眠っている私。
不眠が祟って。
呼吸も疲れ果て夢の中。
トキワ様の膝枕で。
「・・・・」
王は睨み返した。
誰も入らせないようにとシズクに伝えたからだ。
ギロリ。
まるでヘビに睨まれるカエル。
「何故入った」
「・・だ、だってよ・・シズクが変な事言うから」
とナギはどもる。
「側近をクビにするぞ」
「し、失礼しましたっ」
ギンはナギを連れて部屋を出た。
二人は舌打ちをした。
「んだよ。あれ」
「馬鹿。寝てるだけじゃねーか。ちゃんと服きてたし」
「・・確かに」
と二人がひそひそと確認しあっているのを見てシズクちゃんがきょとんとした顔をしている。
「お二人とも何を考えてらしたのですか?」
ドキン
「え?いや、何でもねえよ」
「ああ、じゃあなシズク。王が手が空いたら呼んでくれないか?」
「ええ、もちろんです」
ギンとナギはしょぼくれながら廊下を戻っていった。
「てか、あれ羨ましくなかったか?あんなヒオリが気を許すなんて」
「ムカつく。センリの時よりムカつく。相手は王だし」
「・・・それな」
とかぶつくさ言いながら。
と眠っている私。
不眠が祟って。
呼吸も疲れ果て夢の中。
トキワ様の膝枕で。
「・・・・」
王は睨み返した。
誰も入らせないようにとシズクに伝えたからだ。
ギロリ。
まるでヘビに睨まれるカエル。
「何故入った」
「・・だ、だってよ・・シズクが変な事言うから」
とナギはどもる。
「側近をクビにするぞ」
「し、失礼しましたっ」
ギンはナギを連れて部屋を出た。
二人は舌打ちをした。
「んだよ。あれ」
「馬鹿。寝てるだけじゃねーか。ちゃんと服きてたし」
「・・確かに」
と二人がひそひそと確認しあっているのを見てシズクちゃんがきょとんとした顔をしている。
「お二人とも何を考えてらしたのですか?」
ドキン
「え?いや、何でもねえよ」
「ああ、じゃあなシズク。王が手が空いたら呼んでくれないか?」
「ええ、もちろんです」
ギンとナギはしょぼくれながら廊下を戻っていった。
「てか、あれ羨ましくなかったか?あんなヒオリが気を許すなんて」
「ムカつく。センリの時よりムカつく。相手は王だし」
「・・・それな」
とかぶつくさ言いながら。