異世界トランスファ
「ギン」
「よう、そろそろ頭は大丈夫か?」
「うん、大分痛みも引いたし・・あの、ナギは?」
私は大げさにされた包帯を取っていた所だった。
「街にはいないな。たぶん家に帰ってるんだと思う」
「え?あ、そうか・・そこなら」
引きこもってるって事ね。自分の部屋に。
「ああ、すぐに行こうと思ってるんだけど」
「私も行く!絶対行く!」
「わかってるって」
ナギは自分を追い込んでる。
ナギのせいじゃないのに。
言わなきゃ、勝手な事をしたのは私だから。
もう一度ちゃんと謝らなきゃ。
突然ギンは部屋をキョロキョロしている。
「あれシズクは?」
「ちょっと出かけるって言って出て行ったよ」
「へえ。じゃあ今、この部屋には俺とお前だけって事か」
「へ?ああ、そだね」
何その意味深な発言。
何を企んでいるんだこの男。
突然ギンは扉についている鍵をかけた。
ガチャリという音が聞こえたから私は即座にビビった。
「ちょ、何してるの」
「・・・」
ギンは突然無口になって私の方へ向かってきた。
真顔だ。
「よう、そろそろ頭は大丈夫か?」
「うん、大分痛みも引いたし・・あの、ナギは?」
私は大げさにされた包帯を取っていた所だった。
「街にはいないな。たぶん家に帰ってるんだと思う」
「え?あ、そうか・・そこなら」
引きこもってるって事ね。自分の部屋に。
「ああ、すぐに行こうと思ってるんだけど」
「私も行く!絶対行く!」
「わかってるって」
ナギは自分を追い込んでる。
ナギのせいじゃないのに。
言わなきゃ、勝手な事をしたのは私だから。
もう一度ちゃんと謝らなきゃ。
突然ギンは部屋をキョロキョロしている。
「あれシズクは?」
「ちょっと出かけるって言って出て行ったよ」
「へえ。じゃあ今、この部屋には俺とお前だけって事か」
「へ?ああ、そだね」
何その意味深な発言。
何を企んでいるんだこの男。
突然ギンは扉についている鍵をかけた。
ガチャリという音が聞こえたから私は即座にビビった。
「ちょ、何してるの」
「・・・」
ギンは突然無口になって私の方へ向かってきた。
真顔だ。