異世界トランスファ
空飛ぶ馬車は、家の前で一度止まってくれた。

私とギンは馬車を降りる。


「では私とセンリは一足先に城へ行っているから、ナギを見つけたら合流するように」


とトキワ様。


「はい」


私とギンはお辞儀をして、空へ舞い上がった馬車を見送った。


「ヒオリ、ひでえよ」


「酷いのはギンでしょ!もうしらないっ」


と私は先に家につながる階段を駆け上がった。


「悪かったってー」


「ふん」



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