異世界トランスファ
「あーー・・・もう無理」


「え、ひゃっ!」


その場で倒され、上からギンが見下ろしてきた。


「駄目だ、止まんねえ。やだって言っても無理」



そう言ってギンは自分の服の襟を開く。

逞しく鍛えられた肌がちらつく。

キラリと光るシルバーのネックレスがとてつもなく色気を出してきた。

そしてギンの本気モードの目はヤバい。

まるで獲物を捕らえた鷹みたいな。とても真剣な眼差し。



「ギ・・んっ・・ふっ・・」

「ヒオリ・・・」



そのまま唇を重ね、躊躇なく舌が入ってきた。


「ちょ・・は・・っ・・まって・・んっ」


「好きだ・・ヒオリ・・・もっと」


「ん・・ギン・・っ」



私も好きだよギン。

心が熱い。

燃えてる。

だって今、凄くギンがカッコよく見えるもん。

世界で一番カッコよく見える。

これって変かな?私はセンリが好きだったハズなのに。

今はギンしか見えない。

今の真剣な顔も、笑った顔も怒った顔も全部全部愛しく感じる。




「ずっと・・好きだ」


ずっとずっと、ギンは私を好きだと言ってくれた。

壊れそうなくらい、好きだと。


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