異世界トランスファ
「入るぞ」


と頃合いを見てきたのか、トキワ様が中へ入ってきた。


「フフ、可愛らしいじゃないか」


「これで皆の前にとか無理なんですけど・・恥ずかしくて発火しそうです」


「そうか?私は自慢したいくらいだが」


私の何処が自慢出来るというのですか。誰に自慢するんですか。

自己評価最低なんですけど。


「ヒオリはもっと自信を持った方がいい。でなければ私もセンリ達もB専と言う事になる」


「び・・」



B専て・・おーーーーーーーーーい(泣)

その評価正しいかもしれませんねええ( ;∀;)

うえええんっ



「自信なんてありません・・本当に」


「やれやれ。人の上に立つ身だと言う事を忘れていないか?」


忘れているもなにも、そのつもりは皆無なんですけどね。トキワ様。


「お前は私の妃だ。忘れるな」


ズキン


その言葉は私の心にダイレクトに刺さった。


駄目だ、ちゃんとこの人に私の想いを伝えないと。


申し訳なさすぎる。


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