異世界トランスファ
ツカサさんとご飯を食べた後私は自分の部屋で休んでいた。
1時間後ナギが正装して帰ってきて、不貞腐れたようにソファーのクッションを殴っている。
「くっそ。あいつの思うがままだ」
「フフ、いいじゃん。本当にここの王子なんだから」
「お前、トキワにほだされ過ぎだぞ」
「そんな事ないよ、うぶっ」
ばふっ
とクッションを投げつけてきた。
「ナギ、カッコいいよ。大丈夫」
「ふん」
つんつんしてる。
可愛いやつだ。
「あ、トキワ様ってこれからお仕事かな?」
「あ?そういや言ってたな。2時間くらいしたら休憩に入るからその時にヒオリを呼べって」
ドキン
「そ、そっか」
「なんで呼ばれてるんだ?」
なんだろう、やっぱり恐怖しかない。
言ったらどうなってしまうんだろう。
そんな事ばっかり考えてしまう。
「ちゃんと自分の気持ちを伝えようと思う」
「・・・へ?」
ナギはきょとんとしてる。
「私はギンが好きなんですって。だからトキワ様とはやっぱり・・ね」
「止めとけよ」
「え?」
まさかナギが止めるなんて思いもよらない。
理解不能。
どうして?
「今はいい人ぶってるけど、それ聞いたら豹変するんじゃねーか?」
「え?そう思う?」
「トキワの本心は誰にもわかんねえ」
「それはそうなんだけど・・」
「兄貴みたいに強引にやられちまうぞ」
「そ、そんな脅さないでよ、馬鹿」
「・・・真面目な話だ」
確かにトキワ様はナギのお兄さんに容赦なかった。
人を殺すことの出来る人だ。
いつも優しい訳じゃない。
「でも・・言わなきゃ。曖昧なままじゃトキワ様に悪いし」
「そっか・・しゃーねえからついて行ってやるよ」
「え?」
ナギが眩しく見えた。
頼もしい。
「いいんですか!ナギ様!」
「・・・やっぱやめた」
「ええええ!?」
なんだこいつ、気分屋すぎる。
「廊下で待っててやる。その方が話しやすいだろ?」
「あ、うん・・ありがとうナギ」
「貸し1な」
「え」
1時間後ナギが正装して帰ってきて、不貞腐れたようにソファーのクッションを殴っている。
「くっそ。あいつの思うがままだ」
「フフ、いいじゃん。本当にここの王子なんだから」
「お前、トキワにほだされ過ぎだぞ」
「そんな事ないよ、うぶっ」
ばふっ
とクッションを投げつけてきた。
「ナギ、カッコいいよ。大丈夫」
「ふん」
つんつんしてる。
可愛いやつだ。
「あ、トキワ様ってこれからお仕事かな?」
「あ?そういや言ってたな。2時間くらいしたら休憩に入るからその時にヒオリを呼べって」
ドキン
「そ、そっか」
「なんで呼ばれてるんだ?」
なんだろう、やっぱり恐怖しかない。
言ったらどうなってしまうんだろう。
そんな事ばっかり考えてしまう。
「ちゃんと自分の気持ちを伝えようと思う」
「・・・へ?」
ナギはきょとんとしてる。
「私はギンが好きなんですって。だからトキワ様とはやっぱり・・ね」
「止めとけよ」
「え?」
まさかナギが止めるなんて思いもよらない。
理解不能。
どうして?
「今はいい人ぶってるけど、それ聞いたら豹変するんじゃねーか?」
「え?そう思う?」
「トキワの本心は誰にもわかんねえ」
「それはそうなんだけど・・」
「兄貴みたいに強引にやられちまうぞ」
「そ、そんな脅さないでよ、馬鹿」
「・・・真面目な話だ」
確かにトキワ様はナギのお兄さんに容赦なかった。
人を殺すことの出来る人だ。
いつも優しい訳じゃない。
「でも・・言わなきゃ。曖昧なままじゃトキワ様に悪いし」
「そっか・・しゃーねえからついて行ってやるよ」
「え?」
ナギが眩しく見えた。
頼もしい。
「いいんですか!ナギ様!」
「・・・やっぱやめた」
「ええええ!?」
なんだこいつ、気分屋すぎる。
「廊下で待っててやる。その方が話しやすいだろ?」
「あ、うん・・ありがとうナギ」
「貸し1な」
「え」