異世界トランスファ
トキワ様の右腕が漆黒に染まった。
「!?」
「く・・はぁ・・ヒオリ・・にげ・・ろ」
「トキワ様っ・・!?」
トキワ様は変身しようとしている。
ドラゴンに。
でも、真っ白なドラゴンじゃない。
全てを飲み込んでしまいそうな真っ黒なドラゴンに。
「どうしたら・・いいの・・・」
怯えて動けないでいる私の顔を、トキワ様は左手で撫でる。
「ヒオリ・・」
目を潤ませながら、そして苦しそうに私を抱きしめた。
精一杯理性を保っている様にも見えた。
「グ・・グ・・」
「トキワ様っ・・し、しっかりして・・ください」
怖い
どうしてこうなってしまったの?
こんな終わり方・・嫌だ!!
「トキワ様、落ち着いてください!お願いですから!」
ぎゅううううっ
と精一杯想いを込めてトキワ様を抱きしめ返す。
「ヒ・・オリ」
「お願いですから!私はいつものトキワ様が好きですから!!」
「!?」
「く・・はぁ・・ヒオリ・・にげ・・ろ」
「トキワ様っ・・!?」
トキワ様は変身しようとしている。
ドラゴンに。
でも、真っ白なドラゴンじゃない。
全てを飲み込んでしまいそうな真っ黒なドラゴンに。
「どうしたら・・いいの・・・」
怯えて動けないでいる私の顔を、トキワ様は左手で撫でる。
「ヒオリ・・」
目を潤ませながら、そして苦しそうに私を抱きしめた。
精一杯理性を保っている様にも見えた。
「グ・・グ・・」
「トキワ様っ・・し、しっかりして・・ください」
怖い
どうしてこうなってしまったの?
こんな終わり方・・嫌だ!!
「トキワ様、落ち着いてください!お願いですから!」
ぎゅううううっ
と精一杯想いを込めてトキワ様を抱きしめ返す。
「ヒ・・オリ」
「お願いですから!私はいつものトキワ様が好きですから!!」