異世界トランスファ
私達がギンに聞いた話はこうだ。
話は数時間前に遡る。_____
センリの知る時空転送装置のある研究所。
そこに到着したギン達は二つの隊に別れ行動していた。
ギンの向かう前線部隊と研究所の背後から向かうセンリの部隊。
ギンとイタルさんは周りの安全を確認し、正面から研究所へと入った。
「うわ、この鎖かなり錆びてるな」
「気を付けろよ」
「わかってる」
人の気配はない。
そのまま慎重に前に進み、研究所の扉をこじ開ける。
「本当にここにあるのかね」
「さあな。センリを信じるしかねえんだけど」
「蘇った人間だろ?大丈夫か?」
「・・・わかんねぇ」
イタルの不安をギンは当然理解している。
自分もまだセンリを完全に信じ切ってはいない。
もしかしたら研究所に入った瞬間に裏切られる可能性もある。
「気を許すな。何事にも」
「ああ・・」
ギンは部隊の半分を正面の門と入り口に配置し、残った部隊を連れて中へ入った。
「暗いな。電気は流石にねえか・・」
「そうだな。誰も侵入した気配もない」
ギンとイタルはしっかりとお互いの背後を確認する。
パパッ
「!!」
突然研究所内の電気が付いたのでギンは手に持っていた銃を構える。
手に汗を握って遠くを監視する。
「・・・なんだ、センリか」
遠くに裏口から侵入したセンリ達を見つけた。
どうやらセンリが研究所内の電気をつけたらしい。
話は数時間前に遡る。_____
センリの知る時空転送装置のある研究所。
そこに到着したギン達は二つの隊に別れ行動していた。
ギンの向かう前線部隊と研究所の背後から向かうセンリの部隊。
ギンとイタルさんは周りの安全を確認し、正面から研究所へと入った。
「うわ、この鎖かなり錆びてるな」
「気を付けろよ」
「わかってる」
人の気配はない。
そのまま慎重に前に進み、研究所の扉をこじ開ける。
「本当にここにあるのかね」
「さあな。センリを信じるしかねえんだけど」
「蘇った人間だろ?大丈夫か?」
「・・・わかんねぇ」
イタルの不安をギンは当然理解している。
自分もまだセンリを完全に信じ切ってはいない。
もしかしたら研究所に入った瞬間に裏切られる可能性もある。
「気を許すな。何事にも」
「ああ・・」
ギンは部隊の半分を正面の門と入り口に配置し、残った部隊を連れて中へ入った。
「暗いな。電気は流石にねえか・・」
「そうだな。誰も侵入した気配もない」
ギンとイタルはしっかりとお互いの背後を確認する。
パパッ
「!!」
突然研究所内の電気が付いたのでギンは手に持っていた銃を構える。
手に汗を握って遠くを監視する。
「・・・なんだ、センリか」
遠くに裏口から侵入したセンリ達を見つけた。
どうやらセンリが研究所内の電気をつけたらしい。