異世界トランスファ
「おい、お前らもう行っていいぜ」

とナギがフォローしてくれた。

最近やたらに頼もしい。ナギ様素敵。


「ですが・・ギン様」


「え・・?」


猫撫で声の侍女に、ギンは困りながらも笑っている。


「今度のお食事、約束ですからね」


は?食事?


「私もです!」

「私も!」


はい?お前らも?

もう私怒りゲージはMAXで今にも超必殺ワザ出せそうなんですけど。

ギンは私の顔にギクギクしてる。


「な、なんの話かさっぱりわからねぇ」


「はあん?」


「ほ、ほんとだよヒオリ、マジで!!」


「ふううん?」


潔く断ればいいだけの話じゃないのおおお?


と疑いの目でギンを睨みつける。


昨日とは打って変わって今日はギンが信じられない。

やんなっちゃう。
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