異世界トランスファ
「あー、めんどくせえな。お前らこの部屋入室禁止な」
「え!?ナギ様!?」
ぐいぐいと侍女たちはナギに押されて廊下へ放り出された。
バタン。
そのままナギも廊下へ出て行った。
しん。
ギンと私だけになり、部屋は静まり返った。
ドカッ!
とワザと荒っぽく椅子に座った私を、ギンは焦りながらもなだめてきた。
「おい、マジでさっきのは知らねえ。あいつらが勝手に言ってきただけだからな」
「どうだか」
顔を背けるとギンも少しムキになってきた。
「ホントだよ!信じろって!」
「・・・」
よく言うわよ。なんで他の女の人にはあんなにデレデレしちゃうのよ。
私にはあんな顔した事ないくせに。
「まんざらでもなかったじゃん」
「そんな事ねえって。俺はお前だけ」
ギンは右手で私の頭を抱き寄せた。
「・・ん・・」
互いの唇を探り合い、それから目を見つめる。
「お前だけだ」
「ギン・・」
じんわりと涙が溢れてしまった。
やっぱりこの人が近くにいるとホッとする。
安心できる。
そう再確認した。
「え!?ナギ様!?」
ぐいぐいと侍女たちはナギに押されて廊下へ放り出された。
バタン。
そのままナギも廊下へ出て行った。
しん。
ギンと私だけになり、部屋は静まり返った。
ドカッ!
とワザと荒っぽく椅子に座った私を、ギンは焦りながらもなだめてきた。
「おい、マジでさっきのは知らねえ。あいつらが勝手に言ってきただけだからな」
「どうだか」
顔を背けるとギンも少しムキになってきた。
「ホントだよ!信じろって!」
「・・・」
よく言うわよ。なんで他の女の人にはあんなにデレデレしちゃうのよ。
私にはあんな顔した事ないくせに。
「まんざらでもなかったじゃん」
「そんな事ねえって。俺はお前だけ」
ギンは右手で私の頭を抱き寄せた。
「・・ん・・」
互いの唇を探り合い、それから目を見つめる。
「お前だけだ」
「ギン・・」
じんわりと涙が溢れてしまった。
やっぱりこの人が近くにいるとホッとする。
安心できる。
そう再確認した。