異世界トランスファ
「あ。ギン!」


「え!?」



真っ直ぐの方向にギンが見えた。

一人で歩いている。廊下を曲がった。

行かなくては!!!


「ご、ごめんなさい!!!」


「あ、王妃様!!!まだ終わってません!!」



侍女達を振り払って私はギンに一目散に駆けた。



「待って!ギン!!」


私はギンの袖を掴もうとした。
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