異世界トランスファ
「まあ良いではないか。無事に帰ってきたのだ」

「トキワ様・・」


そう言いながらトキワ様は私の肩を抱いた。


「心配したぞ」


「・・すみません」


「さ、部屋でゆっくり休もう。お前達も解散せよ」


「ははっ」


大臣達はトキワ様に深くお辞儀をしている。

ナギが私達の後についてくると、大臣はまた心配そうにしていた。


「イザナギ様、一時間後に打ち合わせですぞ」


「・・へーい」


王子らしからぬ挨拶してる。

ナギってある意味すごい。

と感心してしまった。
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