創作に関するあれやこれや
 しかし読書の歴史をこうやって振り返ってみると、一貫性があるんだかないんだか。
 一発目のティーンズハートとノルウェイの森は置いておいて、それ以外って『物語』は歴史ものかファンタジー。
 物語以外は辞典とか考察本。
 着物や日本髪の由来とか、宝石の由来とか。

 なのでまぁ、そんな左近が思うのは、別に本を読まないと小説が書けないってことでもないな、と。
 読むのと書くのは違うしね。

 ただ読んでる本の影響は受けるかな、とは思う。
 左近も初めて書いた小説は、それこそばりばり一人称の、きらきら学園ものだった( *´艸`)。
 案の定終わらず。

 コバルト読んでるときはファンタジー書いてたし。
 ちなみに何故コバルトかと言うと、あれぐらいの軽い読み物って、移動中に読むのに丁度いいんですよ。
 移動時間だけで一週間で一冊読めて、丁度図書館貸し出し期限の二週間で二冊という計算。

 あと、後書きがあるので。
 左近は後書きが結構好きです。
 お初の人は、後書きから読んで読むかどうかを決めたりする。

 で、まぁ最近はもっぱら歴史もの。
 最終的に日本昔話から歴史ものに繋がった……のかどうかは知らんけど。
 歴史ものは、やっぱり昔から好きだったんですよね。

 でも初めは平安時代が好きだった。
 『なんて素敵にジャパネスク』とか読んだからかな。

 そこから十二単とか当時の屋敷の造りとか重ねの色目とか町の様子とかをめっちゃ調べて、それをベースに書いていく。
 ファンタジーにしても、ベースにあるものは結構調べてるんですよね。
 100%空想ではない。
 古代エジプトとかギリシャとか、それこそ神話時代まで遡って調べたことがベースになってたりします。

 どーもあり得ないことっていうのが苦手なんですよね。
 身体の動かし方から人の生活まで。
 現実にはいない生物を出したところで、その子の食事は? とか、どこでどうやって飼ってるんだ、とか。
 実際話には出てこなくても、頭の中で考えたりします。

 変に現実主義なので、そう考えるとキャラの行動に制限が出てしまってるかも。
 異次元からやって来たイケメンが平凡OLとゴールイン、とか言われても、「おい、戸籍は?」とか思ってしまう人間なので。
 ※この辺の現実主義的主張は『リアル☆タイムスリップ』に現れている。リアルはこうなのだ。

 そういえば村上春樹の作品は、少しでも現実を求めてしまう人間には合わない、という記事を読んで、なるほど、と納得したものです。
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