となりのキミと
帰宅部の私と違って、美晴にとって土曜日は唯一部活のない日。
そんな貴重な時間にわざわざ練習を見に行くなんて、美晴にとっての仁はどんな存在なのだろう。
うちの高校は生徒数がめちゃくちゃ多くて、それに比例してグラウンドも広い。
お昼を食べてから見に行くと、すでに所狭しと練習をする男子の姿があった。
それでも、仁のクラスを見つけるのにはそれほど困らなかった。
「1番女子が集まってるのが仁のクラスだから」
そういう美晴のあとをついて行くと、本当に簡単に見つかってしまった。
「もっと前出れる?そう!」
指揮をする仁の声が聞こえる。
「あいつ、張り切ってるね」
美晴がニヤケながらそう言った。
「優勝狙えるくらい、このチーム強いの?」
「たしか、仁以外に3人サッカー部。あとはキーパーの有田くんって人が経験者で、ほかも運動神経いい男子ばっかみたい」
さすが美晴。
私たちのクラスとはずいぶん遠いクラスなのに、男子の情報はすでに収集済みだ。
そんな貴重な時間にわざわざ練習を見に行くなんて、美晴にとっての仁はどんな存在なのだろう。
うちの高校は生徒数がめちゃくちゃ多くて、それに比例してグラウンドも広い。
お昼を食べてから見に行くと、すでに所狭しと練習をする男子の姿があった。
それでも、仁のクラスを見つけるのにはそれほど困らなかった。
「1番女子が集まってるのが仁のクラスだから」
そういう美晴のあとをついて行くと、本当に簡単に見つかってしまった。
「もっと前出れる?そう!」
指揮をする仁の声が聞こえる。
「あいつ、張り切ってるね」
美晴がニヤケながらそう言った。
「優勝狙えるくらい、このチーム強いの?」
「たしか、仁以外に3人サッカー部。あとはキーパーの有田くんって人が経験者で、ほかも運動神経いい男子ばっかみたい」
さすが美晴。
私たちのクラスとはずいぶん遠いクラスなのに、男子の情報はすでに収集済みだ。