これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
先生はわたしが産むと決めたことを何よりも応援して支えてくれた先生



ダメなわけがない





一華「もちろんいいですよ、行きましょう」





私たちは漸く止んだ雨にほっとして、優梨の保育園へ向かった





保育園へ向かうあいだ私たちは話が尽きなかった





優梨「ままぁ〜!」




あ、優梨...




一華「おかえり、優梨」




大宮「今日はどうでしたか?荻野さん...とそちらの方は...」





あ、知らないわよね





一華「前働いていた病院の上司なんです



それで先生申し訳ないんですが、この保育園を退園させて欲しいんです」





大宮先生はまさかそんな話だとは思わなかったようで目を見開いていた




大宮「どうかされましたか?もしや、お気に障ることでも...」





そんなことないない




一華「違いますよ



実はこちらの君島先生のおかげで前の病院でもう一度働こうと思うんです」
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