これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
一華「はい、会いました」




総一郎「その時に悠翔に言われたんだって?“今度集まるから気が向いたら来いよ”って」




...そんなことまで知ってるんだ





なら、電話してきた用はわかった




一華「はい、言われました。...ですが、大丈夫です。兄さんが心配なさっているようなことはありませんから」




兄さんは大丈夫か?と聞きたいんだと思う




大丈夫か?無理してくる必要は無いぞ




兄さんが言いたかったのはこの2つだろう




でも、私はもとより行くつもりなんてないし、向こうだって来てほしいなんて思っていないと思う




総一郎「ならいいが...



そうだ、優梨は元気にしているか?」




兄さん達だけは産むことになった時に応援してくれた




親は妊娠したと同時にお見合い話を持ってくるようになった




シングルマザーの親というのは社会の体裁が気になるらしい
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