これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
一華「はい、元気ですよ。実は前の病院が24時間体制の託児所を作ってくれたおかげで医者に戻ることも叶いました」




総一郎「そうか...、良かったな


今度姉貴や弟達と家に行ってもいいか?」




もちろん、兄弟達は誰よりも私の意思を尊重してくれた人たちだ



ダメなわけがない





一華「もちろんです。いつでもいらしてください



住所は後で送りますね」




本当にこの話し方って距離があるよね




そういえば私聞きたいことがあったんだ




一華「あの、兄さん」





総一郎「なんだ?」




悠くんは...




一華「悠くんは、どうして今治験コーディネーターをなさっているんですか?



悠くんは確か、法学部に行ったはずじゃありませんでしたか?」





それを聞くと兄さんは電話の向こうで言葉を詰まらせた




聞いちゃいけない事だったのかな...





総一郎「...それは悠翔本人に聞け



お前は、、まだ悠翔のことが...」
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