これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
そう、悠くんはちゃんと幸せになってもらいたい




もし仮に私と悠くんが上手くいったと仮定して、悠くんは自分と血の繋がりがない人と暮らしていかなきゃならない




そんなこと悠くんにはさせられない




総一郎「......そうか。



話はそれだけだ。切るな、また行く」





兄さんがそんな沈んだ声出さなくてもいいのに




一華「はい、おやすみなさい」





私には悠くんが必要なのかもしれない




でも、悠くんに私は必要ないんだ




そりゃ悠くんが優梨の父親になってくれたら...って考えたこともある




だけど、それは私の勝手な願望だ




それを悠くんに押し付けるのは間違っている





これは報復なんだ





私が悠くんを裏切ったから





それに対する報いなんだ





だから私はこれをきちんと受け止めきらなければならないんだ






そんなことを考えながら、優梨の隣に入り眠った
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