これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
全員に挨拶して回って初療室に戻ったら今度は救急搬送の受入要請が来た




初療室には私一人とフェローしかおらず看護師は私に聞いてきた




看護師「胸部の痛みを訴えているそうですが...」





私は腕を取り戻すためには実践あるのみだと思い受け入れた




一華「受け入れて、フェローの子達かな?手伝って」




ベッドも空いていることだし大丈夫だろう




フェロー「...はい」




私が久しぶりだからちょっと従いたくないのかしら?





でもね、落ちているといってもそこまで落ちている訳では無いのよ





見くびられては困るわ





由紀子「あなた達、あんまり荻野先生を見くびらない事ね


その先生は腕が落ちているとか言ってたけど腕が落ちていたとしてもあなた達よりは上手よ



だいたい2年前は救命のホープと言われるぐらい腕があったんだもの。落ちたといってもそんなに変わってないんじゃないかしら



だからあなた達は荻野先生の腕をしっかり見とく事ね」




君島先生...




一華「白車迎えに行ってきます」




私は君島先生に一礼して搬送口にきた




胸部の痛み...




フェロー「おれ、名取春樹って言います、よろしくお願いします」


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