これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
由紀子「鑷子」




一華「電気メス」



























一華「結紮器と糸」














一華「終了」




由紀子「さすがね、荻野さん



全く腕落ちてないじゃない、この調子だと私の席を奪われる日も近いかもね〜」




ちょっと、先生ってば...




一華「そんなつもりありませんよ〜、助教授なんてめんどくさいじゃありませんか、学会やらなんやらって


論文ならまだしもそんなのしたくありませんよ〜


じゃあ、お疲れ様でした」




由紀子「まったく荻野さんらしいわね


うん、お疲れ様でした」




私は初療室を出ていった



はぁあ、初日から疲れた〜




この感覚も取り戻していかなきゃならないんだろうけどね




?「ゆい?」




え...





なんで...なんて聞かなくてもわかるわ





だって彼はこの病院のお得意先なんだもの





でも、正直なところ...会いたくなかったな...
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