これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
だから私はせめてこの子が大きくなるまでは医者には戻らないと決めたんだ




一華「いえ...優梨に寂しい思いはさせたくないんです


どんな状況であろうとも...父親がいないこの子にできることは母親である私がせめていつでもそばにいてあげることだけだと思うので...」




幸い医者での2年とお年玉などで溜まったお金は2000万円を超えている



まだ大丈夫




だけど、お金はいつか尽きる




だからきちんと求職しないといけない




大宮「そうですか、頑張ってください


優梨ちゃんバイバイ」




優梨「さようなら、先生」











優梨「ままぁ、おやすみなさい」




帰ってきてからすぐにご飯を作り優梨を寝かしつけた




はぁぁあ、せめてあいつが逃げなければ私はきっと、医者を続けていられたし優梨もちゃんと父親がいて幸せだったはずなのに




ううん、こんなこと考えていても仕方が無い




要するに私は男を見る目がなかった、ただそれだけの事よ
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