これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
Chapter 3

彼の身分

一華「そうかもしれないね、悠くんに電話してもらってもいい?話があるって伝えてほしいの」




春樹くんはよりを戻してくれると思ったのかすぐに電話をかけた





10分もしないうちに来た悠くんは余程暇なのだろうか




悠翔「ゆい?なにはなしって」




ふぅー




せめてこれぐらいは伝えなきゃ行けないのかもしれないな...




一華「私ね...娘がいるの」





春樹くんは気を利かして席を外してくれた、相変わらず空気が読めるのね





悠翔「...で?...そんなの知ってたけど?」





え!?




一華「なんで知ってるの?」





悠翔「この前だよ、君島先生とゆいが出会った時に偶然俺がいただろ



その時に君島先生言ってたろ、“あなたと同じような人がいるから病院に...”って途中でゆいに遮られたけどそれさえ分かれば問題ない


その後ろに続く言葉は“設置した”って言葉が来るのかと考えた



それで、最近この病院に新しく出来たものなんて託児所ぐらいだろ



そこであなたと同じような人がいるってことはゆいはなにかがあって病院をやめた



それと託児所が関連するってことは妊娠したって言うのが妥当だと思った


ただ、それだけだ」
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