これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
悠翔「相変わらず察しがいいな」




じゃなきゃ生きてけない世界に私はいるんだもの





一華「これが、唯一自分を守る方法だもの、嫌でも鍛えられるよ」





そういうと悠くんは顔を顰めた





そんな顔する必要ないのに、悠くんは優しいね




いや、私がこう言えば悠くんがそんな顔することはわかっているのに、それでも言ってしまう私が愚かなだけね





一華「そんな顔しないで?別に悠くんが悪いわけじゃない、ううん、誰も悪くなんてないの



ただ、私が弱いだけ



私が弱いから悠くんにそんな顔させてしまうの



私が弱いから逃げることしか出来ないの



私が弱いから事実を受け止めきれな...!」





しまった、最後のことは言わなくてよかった...ううん、言っちゃいけなかった...





だって私がこんなこといえば悠くんは...




悠翔「どういうこと?事実を受け止めきれないって



俺の知らないところでなにかあったのか?」
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