これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
そう思いながらICUを歩いていると処置が終わって丁度ICUに入ってきた橘葵さんと遭遇した




春樹「あ、先生


この人、さっき運ばれてきた橘葵さんです」




知ってるわ、恐らくこの病院のだれよりもこの男のことを知ってると思う




一華「そう...担当医は誰?」




春樹「それがまだ決まっていないんですよね


教授がお姉さんにしたら?って言ったら君島先生が反対されて...


まぁ、お姉さんは戻ってこられたばかりですし、君島先生の言い分もわかるんですが、なんかいつもより強硬に反対したんですよね


なんでか分かりますか?」





君島先生は例の事件知ってるからね



なんでかって言うとそれはまた今度




君島先生にお礼しに行かないと...


一華「さぁ?あの先生は昔から私のことを気にかけてくださった先生だしね、心配してくださっているのかもね


ちょっと君島先生に用があるから失礼するね」
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