これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
一華「...そうよ、悠くんが三日三晩1回も電話が繋がらないって騒いだ日があったでしょう?


丁度あの時だったかな...



私自身が許せなかったのよ、周りの注意を怠った私のことを


そんな私が悠くんのそばに居ていいはずがない。だから大学進学と同時に別れたの



もう会うつもりなんてなかったのにね」




そう言うと、春樹くんは頭を下げてきた




春樹「ごめんなさい、お姉さん



なんにも知らずによりを戻してくださいなんて言って...本当にごめんなさい!」




別に謝るほどのことでもないのにね




一華「ふふっ、いいのよ。だって私がもう気にしていないんだもの



どうやったって過去は変えられない



ならその過去をいつまでも気にしていても仕方がないでしょう?



だから私はもう気にしてなんかいないし、それについて春樹くんが謝る必要もないのよ



だから謝らないで?」
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