これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで
...はぁ、何をいまさら




そんなくだらない事だったら家に尋ねてこないで欲しかった





ちょっとでも揺れた私が馬鹿みたいだわ





一華「ありえない



私が貴方とヨリを戻す事も、あなたを優梨に会わせる気も悪いけどさらさらないから



申し訳ないけど1度逃げた男が2度と逃げないってどうやったら信じられるの?



どこにそんな根拠があるの?




そんな根拠どこにもないじゃない



そんなくだらない事で押しかけたんならもう二度と来ないで」




私は智也をおいて家に帰った




もし、ヨリを戻せば私はなりたかった医者に復職できる




だけど、それはきっと、誰も幸せになんてなれない




私は好きでもない智也と暮らさなきゃならない、智也は自分を好いてもくれない相手を好きでい続けなきゃ行けない、そしてなにより...優梨はそんな外面だけのいい夫婦を見て育つことになる





そんなことさせたくない
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