【朗報】コミュ障美女が溺愛された
............昨日同様、怒ってる。


笑ってるけど、笑ってない。



めちゃくちゃ怖いんですけど。


「ねぇ波音ちゃん。」


目が生きてない枻くんが、優しい声で名前を呼ぶ。


「な、何でしょうか...?」


敬語になりながらも、答える。



何を聞く気だろうか。



「俺のどこを好きになったの?」


...は?


この、タイミングで、智季が、いる場で、何を聞いてる。


唖然としている私をよそに、枻くんは続ける。
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