【短】Wonderful Moment
それからというもの、何かに付けては彼とキャンパス内で一緒になる事が多くなって、周りも「どうやら二人は付き合ってるらしい」と噂が出てきている。

その噂は彼の耳にも入っている筈なのに、全くと言っていい程、態度を変えようとしない。


でも、別に告られたりしてないし、私からもしてないし…これって一体どう受け止めればいいのかなー…。


そんな風に思っていた矢先。
私はグループ内で私メインのプレゼンテーションをする事になった。
徹夜で議論したい事や、発表したい事を考えた。
それは新しいノート丸々一冊分は使ったくらいのもので、寝不足の思い体を引き摺って、食神でミルクティーを胃の中に流し込んでから、ふらふらとその教室を目指した。
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