隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「じゃあ、晶帆も俺にちょうだい?」
「でも、ここには圭くんに合うものは無いも、、。」
「そうでもないよ。例えば、、。」
圭くんはショーケースの中を覗いて、女性に声を掛けた。
「すみません。このネックレスを見せてもらえますか?」
「はい、こちらですね?」
「彼女に付けてみてもいいですか?」
「はい、勿論大丈夫ですよ。」
圭君は女性スタッフさんからネックレスを受け取り、そのネックレスを優しく私の首に掛けた。
細い24金のゴールドチェーンにキラキラとかがやく小さなダイヤが3つ並んだシンプルで且つ上品なデザインのネックレス。
「凄い綺麗、、、。」