隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
思わず呟くと、嬉しそうに目を細めた彼と目があった。
「うん、似合ってる。これにしょう。」
「っ、、!?ま、待ってっ、、圭くんっ!!そんなダイヤの付いた高価なもの貰えないよっ?!?!」
必死に訴えるが、圭くんは聞こえていないかのように支払いを済ませてしまう。
「ネックレスはあのまま付けて行きます。それと、、、あのネックレスのチェーンだけって購入出来ますか?」
「はい、出来ますよ。」
「少し長くは出来ますか?」
「ふふっ、、彼女さんとお揃いで付けられますか?そういった方も稀にいらっしゃいますので少し長めのチェーンもございますよ。準備致しますね。」
何故チェーンだけ?
戸惑っていると首に掛かるネックレスと同じゴールドチェーンを手にした女性が戻ってきた。