隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


彼もまた、私の首元に視線を落としては愛おしそうに目を細める。

そして何度も囁く。







「晶帆、、可愛い。」



「泣かないで。」



「もっと、、強く手まわしてよ、、。」




「好きだっ、、、晶帆。」

















『愛してる。』





その言葉に涙が止まらない。

必死に彼にしがみ付く。
2人の間に誰かか入り込む隙間のないくらい。


声を詰まらせながらも言葉を繋ぐ。





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